7月 31 2013
「アイフルについては,基本的に全額回収できます。」など
過払いのご相談をお伺いする際,当事務所に来られる前にネットなどである程度情報をお持ちの上で来られる方がいらっしゃいます。
正直なところ,事前に調べられていらっしゃる方の方が私の方も説明が楽なので事前に調べてきていただいているのは助かるのですが,中には誤った情報を鵜呑みにされていらっしゃる方もいるため,ここでよくある間違いについて記載したいと思います。
「過払金は完済から10年を超えていても不法行為の時効にならなければ回収できる。」というわけではありません。
平成19年に下級審ではありますが,貸付及び回収が不法行為に該当するということで完済から10年以上経過していても過払金の返還を認めたという判決が出ております。
→その際の当事務所ブログ記事
この点に関しては,一応最高裁の判決が出ており,やはり不法行為で行くのはかなりハードルが高いです。
→当事務所ブログ記事
実際に,当該最高裁判決も不法行為を否定しています。
→最高裁判決(PDF)
上記ブログ記事にも記載しておりますが,暴力的な取り立てがあったなど,かなり例外的な事情がなければなりませんので,基本的には完済から10年経過しているものについては,回収は難しいと思います。
「トライト,ワイド,キャスコなどからは回収不可能」というわけではありません。
トライトは現在の商号はヴァラモス
ワイドはアペンタクル
キャスコはプライメックスキャピタル
と,それぞれ商号を変えております。
上記会社と同じような業者として,三和ファイナンスやクオークローンという業者があります。この2社については破産手続をしておりますので,法律的にも現実的にも回収はほぼ不可能だと思います。「ほぼ」というのは,一応管財人が回収のための訴訟等をしておりますので,もし,多くの金額が回収できればいくらか配当される可能性はありますが,仮に回収できたとしても極めて微々たる金額だと思います。
一方,トライト,ワイド,キャスコについては,現時点では破産手続きなどをしているわけではありませんので,法律的には回収することは可能です。また,現実的な問題として,確かに訴訟をしてすんなり全額を回収できるわけではありませんが,強制執行を行うことにより,いくらかは回収することができますし,状況によっては全額回収できることもあります。
したがって,少なくとも「回収できない」ということはありませんし,実際に現在進行形で全額ではありませんがちゃんと回収しております。
「アイフルは倒産しそうなので,大幅に減額してでも早期に返してもらった方が良い」というわけではありません。
アイフルの担当者は確かにそういう交渉をしてきますし,実際に数年前までは本当に倒産してもおかしくないような状況にあったと思います。
しかし,現時点において,少なくとも私個人としては,とても倒産しそうという状況にあるとは言えないと考えております。この根拠として一番わかりやすいのが株価ですね。チャートをご覧いただければわかるかと思いますが,1年前から右肩上がりであり,株価も5倍くらいになっています。
さらにお気づきだと思いますが,テレビCMもバンバン行っていますよね。
また,少なくとも当事務所でしっかり訴訟手続きを行ったケースについては,1件の漏れもなく,1円単位までキッチリ全額返還されており,返還が遅れたり,分割になったりしたことは一度もありません。それどころか,過払金のみならず,訴訟費用まで全額返還してもらいます。
ただし,キッチリ返還してもらうまでにはある程度時間がかかりますし,一種の嫌がらせもあります。以下,例を記載します。
①司法書士が代理人になって訴訟しているにも関わらず,本人宛に調停の申し立てする。
②訴訟を提起しても,移送の申立てをして時間稼ぎをする。
③期日直前に,まったく関係ない主張をして期日を延ばそうとする。
④利息の請求をしていないのに,利息を支払う義務が無いなどとして判決に対して控訴してくる。
などなどです。
以上から,弁護士や司法書士によっては「アイフルは危ないので5割で和解した方が良い」などと説明されることもあろうかと思いますが,少なくとも当事務所としては,そのようには考えておりませんので,全額回収をご希望の方はぜひご依頼ください。もちろん,全額回収を強いるものではありませんので,どうしても早期に回収したいので半額でもいいから早く返還してもらいたいということであればそのように進めさせていただきます。
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