はなみずき司法書士事務所
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2月 05 2013

クレディアからの和解の打診

静岡にある消費者金融,クレディア

商号が行ったりきたりで,クレディア→フロックス→クレディア(二代目)となっています。

 

さて,この会社ですが,過去の当ブログ記事をご覧いただくとお分かりのとおり,当初は訴訟→判決→控訴→控訴審判決まで行けば,満額を支払ってくれましたが,おととしの9月頃から共益債権については元金の3割返還という話にならない金額を提示するようになり,それ以上についてはまったく話ができなくなりました。

クレディアの過払金は少し特殊で,クレディアが民事再生をする前に発生した過払金については,再生債権として30万円以下は全額返還等,裁判所に提出された再生計画案のとおりの弁済がされますが,民事再生後に発生した過払金は,共益債権となり,クレディアはその返還をまともにしていません。

 

ということで,当事務所では,ガッツンガッツン強制執行をしています
当初は,結構良い割合が返還されていましたが,最近は他の過払い債権者との競合がひどくなり,1回の配当では1割程度の返還しかないということも珍しくありませんでした

 

ただ,これ以上どうしようもないため,強制執行を繰り返していたのですが,最近クレディアより「7割の1か月後返還」という打診がありました。

正直なところ,強制執行をして回収するまでに半年以上かかっているため,早期の返還を希望される方については,検討しても良い内容ではないかと思います。

 

もっとも,最終的には私ではなく各依頼者のご判断となりますので,これで解決というわけではありません。ただ,これにより昨年と比べれば解決に向かうのではないかと思います。

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