はなみずき司法書士事務所
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12月 09 2005

過怠約款

任意整理をすると、利息制限法で再計算した金額で確定し、その後利息は発生しません。

サラッと書いてますが、これって実はすごいことなんですよ。



銀行や信用金庫からサラ金まで金融業を営んでいる会社というのはどのようにして儲けているかわかりますか?当たり前ですけど、誰かにお金を貸して利息をつけて返してもらい、その利息分が会社の儲けになるわけですよね。

「将来発生する利息がかからない」ということは、無利息でお金を借りているのと同じことなんです。無利息でお金を貸しても、貸した分だけしか返済されませんので、貸しているほうには全くメリットはありません。

任意整理っていうのはすんごく債務者に有利な契約なんですよ。

ただ、ずっとこのようなメリットが債務者に与えられているわけではありません。ある事情が発生すると、このメリットは剥奪され、改めて利息(しかも遅延損害金という名の高利率で)が課されます。

そのある事情ということを規定しているのが過怠約款(失期約款)です。

任意整理の過怠約款のほとんどは「2回以上支払いが遅れた場合」と規定されていると思います。

つまり、「支払いが2回以上遅れたら、一度に全額返済かつ今後は通常の利息よりも高い遅延損害金をつけますよ!」ということです。

せっかく任意整理をしても分割返済かつ無利息になったのに、一括返済を求められるうえ、利息を付けられたのでは返済できなくなってしまいます。

任意整理をお考えの方は毎月間違いなく分割で支払える金額を把握したうえで整理するようにしてくださいね。

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