はなみずき司法書士事務所
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11月 03 2005

保証人に迷惑をかけたくない。

ご相談の中でよくあるフレーズです。

当然、手続きによっても変わりますが、選択する手続きが自己破産や個人再生であれば、

まず無理です。

法的な観点から説明すると、自己破産や個人再生は申し立てた人にしか効力は及びません。よって、自己破産で借金がチャラになったとしても個人再生で1/5にしたとしても、依然として保証人は全額請求されてしまいます。

ですので、こういった場合、保証人も支払える資力がない場合は、保証人も自己破産をせざるを得ないこともあります。

過去に父親の借金の保証人になり、父親が自己破産したため請求を受けた方の債務整理をおこなったことがあります。請求されている金額は400万円程度。しかし、月収20万円程度でその他に財産もなかったため自己破産をしました。

本人は一度も借金なんかしたことないのに、自己破産しなければならないんです。

つまり、保証人になるってことは、自分が借金したのと同じなんですよ。保証人になる人はそういった覚悟を持って保証人になってください。

裏返せば、保証人になることをお願いするってことは、「私の借金、いざとなったら肩代わりしてください。」というお願いをしているのと同じようなものなんです。
ですので、その後支払えなくなったにもかかわらず「保証人には迷惑をかけたくない」というのは通りません。

ただし、例外も少なからずあります。

1・騙されて保証人になった場合。
100万円の借金の保証人になったが、実は1,000万円だったとか、複写式になっていて、下に別の借金の保証人になる旨の書面が入っていた場合など。
ただ、それを立証するのは難しいんですけどね・・・。
なお、「絶対迷惑かけないから」と言われて保証人になった場合はこれに当たりません。(迷惑かけるかも・・・なんて言って保証人をお願いする人はいないですよね。)

2・住宅ローンの保証人で債務者が個人再生の住宅ローン特則を使った場合。
住宅ローン特則を使った住宅ローンに関しては保証人にも効力が及びます。

3・任意整理・特定調停
上記はあくまで、自己破産・個人再生に関するものであり、任意整理・特定調停は保証人にも効力が及びます。
例えば、保証人になっている借金が実は過払いであった場合、保証人が債権者から請求されるなんてことはありません。

結論

どうしても保証人に迷惑をかけたくないのであれば、非常に厳しい言い方になりますが、

保証人付きの借金を全額返済してください。
(もちろん利息制限法で引きなおした金額を)








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