はなみずき司法書士事務所
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11月 25 2010

ヤミ金いろいろ

ヤミ金の利用者が改正貸金業法施行前より40%増えているそうです。

記事

 

予想通り過ぎるので特に驚くこともありません・・・。

 

 

 

さて,記事の中ではヤミ金を「無登録の貸金業」と定義していますが,おそらくその定義は正確ではなく,「無登録の貸金業者または利息制限法(出資法)所定金利以上の金利で貸付をする業者」ではないかと思います。最近は出くわしたことはありませんが,一昔前は,貸金業登録はしていても平気で出資法上限金利以上で貸し付けているところもありましたからねぇ。

 

そんなヤミ金ですが,私は3タイプいるんではないかと思っています(感覚なので何の根拠もありません)。

 

1・その筋の方系
2・チンピラ系(バックはその筋の方かもしれません)
3・昔ながら系

 

1については,アウトローな職業の方です。
2~3年前だったかと思いますが,喫茶店で待ち合わせをして直接話し合いをしたことがあります。今思えば刺されなくて良かったです。

 

2については,いわゆる090金融とかのテレビを賑わせているヤミ金です。他人名義の携帯電話と銀行口座を使って自分はセーフティだと思って「仕事」をしている人たちです。
電話の声からして20代前半くらいで,「めんどくせー」とか「うぜー」とかの言葉が良く出てくる人たち。この人たちには法律の話しをしても理解してもらえないので,口座凍結とか携帯電話の利用停止をカードに話します。
ちなみに,私は自分の依頼者だけ助かれば良いと思っています(ヤミ金をこの世から根絶するというような殊勝な思いはありませんし,そんな力もありません・・・)ので,「今後依頼者及びその周辺について一切連絡をしないでください。一度でも連絡したら口座凍結と携帯電話の利用停止の手続をします。その代わり,一切連絡しないと約束してくれればそれ以上はしません。」と交渉しています。
なお,そのチンピラが運営主体なのか,後ろにその筋の方がいるのかは電話だけではわかりませんが,このケースだと,「司法書士」と聞いただけで「あー,おめーらうっとうしいからいいわ。ガチャ!」みたいな楽チンなケースもあります。

 

3については,地場でヤミ金を営む人です。私も詳しくはわからないのですが,ちゃんと名前もわかるし,住んでいるところもわかりますが,その筋の方ではないようです。
このような方は話しをすれば分かってもらえる印象を持っています。こないだ交渉をしたときは,「仰るとおり○○さん(ヤミ金)のご主張もわかりますし,△△さん(依頼者)も○○さんのおかげで助かった部分もあると思います。でも,私の立場として出資法を超える金利での支払いをするという約束はできませんし,正しい利息で計算するとかもしかしたら過払いになるかもしれません。また,○○さんを警察に通報するということは△△さんのご意向としてもしたくないとのことでしたので,借金もない代わりに過払いも請求しないし警察にも通報しないということでどうでしょう?」という感じで納得してもらい100万円をゼロにしてもらいました。

 

 

 

ちなみに,法の建前というか判例ではヤミ金に支払ったお金については利息・元金に関係なく全額返還請求できます。ただし,上記2の人たちはどこにいるのか現実的にはわかりませんし,1・3の人たちはその後のことを考えると過払い分まで取り返してほしいという方はいらっしゃいませんのでこれまで請求したことはありません。

 

この人たちは法の枠外で仕事をいている人たちですので,正直なところ弁護士や司法書士が介入したとしても絶対に解決するという訳ではありません。どれだけ話しをしてもピザ10枚配達される(支払い義務はありません)とか消防署を呼ばれるとかの可能性もありますし,勤務先の電話番号を教えてしまっていれば嫌がらせの電話が入ることもあります。
また,請求される金額を言われるがままに払っているとカモだと思われて,永遠に請求され続けることになります。
したがって,安易な気持ちでヤミ金に手を出すと,お金以上に大切なものを失ってしまうことがありますので,絶対に手を出さないようにしてください。

 

以上,ヤミ金についてのお話しでした。

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