はなみずき司法書士事務所
E-mail   プライバシーポリシー

12月 08 2010

過払金の減額を要求する業者の対応いろいろ

残念ながら過払い請求をしてすんなり全額を返還してくれる業者はほとんど無いと思われます。ですので,必ず減額の要求をしてくるのですが,その要求の仕方について3つくらいのパターンに分かれると思います。
なお,下記の分類はあくまで私が感じたものですので,具体的な根拠はありませんし,ご本人さんが請求されるのと弁護士や司法書士といった専門家が交渉するのではやっぱり対応は違うと思いますので,あまり参考にしないでください・・・。

 

①とりあえず言ってみるタイプ

 

まずは,請求額に応じて3~5割程度の減額を要求してきます。しかし,こちらが「全然無理です。ちょっとあまりにも開きがありますので訴訟します。」と言うと,「あ,すみません。ちょっと上司に掛け合ってみますので・・・」となり,結果的にほぼ満額返還される業者です。信販会社の一部にみられる対応です。
このような業者ばかりだと助かるんですが,こんなことは月に1~2回しかありません。

 

②自社の窮状を理屈で説明して減額を求めるタイプ

 

大手の消費者金融及び多くの信販会社は,「かくかくしかじかで,当社の資金繰りが・・・」的な説明をして,減額を求めてきます。もちろん,理解できる内容もあれば,まったくもって独りよがりな言い訳をされることもありますので,しっかり話しを聞いた上で,納得できるものであれば依頼者に伝えて判断をお願いしますし,意味不明であれば断って訴訟しますケースが多いです。
なお,アイフルについては,資料まで用意して説明されます(この資料の公開は許可を得ています)。
アイフル資料(PDF)

 

和解するかどうかは別として,確かにこういった資料があった方が説明がしやすいのは事実です。
ただ,この資料も眉唾ですけどね。例えば,過払い請求が150~200%に増加して6ヶ月継続するというのは勝手な予想でしかありません。前回の記事の通り,確かに武富士の件で一時的に増加するとは思いますが,武富士のCM期間はそんなに長くありませんし,債権届出期間が来年2月までですので,6ヶ月も継続するというのは妥当な数字とは思えません。さらに,潜在的過払い債権額も業界1位だった武富士での金額を基にしたものであり(実際はそれすら未確定),アイフルの潜在的過払い額はもっと少ないと思われますので,私は過大な見積もりだと思っています。

なお,私が勝手に和解したり訴訟したりするのではなく,こういった情報を踏まえて依頼者に和解するか訴訟をするかを決めていただきます。実際に,昨日もアイフルと和解した案件もあれば結審して次回判決というのもあります。

このような対応が大多数だと思います。

 

③一方的に減額要求して,断ると態度が豹変するタイプ

 
減額要求を断ると,「何を言っとんだコラ!」と,暴言を吐くとか「はいはいわかりました。当社は裁判起こされても無視しますから。はい,それじゃさようなら~。」といって一方的に電話を切るなど,対応が良くないタイプ。基本的には,某グループの傘下にある業者全部がそうです。このような業者は交渉してもあまり意味がないので訴訟をして判決を取って強制執行をしたいのですが,実際問題として強制執行をしても回収できないケースもあります。その場合は訴訟費用の分だけ赤字になってしまう可能性もあるため,早期解決のため依頼者によっては和解されることもあります。
一番やっかいなタイプですね。

0コメント

Comments RSS

コメント記入

Spam Protection by WP-SpamFree

Copyright © 2005 Hanamizuki. All Rights Reserved.