はなみずき司法書士事務所
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クレディアについて

5月 11 2008

クレディア続報3

クレディアの再生計画案が報道によると「過払い金は全額弁済する」という内容になっているそうです。
ニュース

ただ,銀行等の他の債権者の絡みもありますので,現実的には過払い債権者の全員が全額返還してもらえるとは思えませんが,それでも,これまでの悲観的状況と比べるとかなり良い方向に動いていると思います。

この流れをアエルにも引き継いでほしいものです。

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9月 27 2007

クレディア続報2

9月20日のクレディア説明会の質疑応答の内容がわかりましたので,以下のとおり記載いたします。なお,情報元は,クレディアの本社がある静岡県の司法書士会が発行するクレディア再生通信によります。

1・過払金は再生債権として扱います

つまり,大幅にカットされるということです。

・債権届出をしなければ,例え和解済みだったとしても過払い金は返ってこない

平成19年11月26日までに自ら届出をしなければなりません。→和解済みの方はクレディアから連絡があるそうです。

3・顕在化していない過払い金は知ったこっちゃない

よって,現在取引中の方で実はすでに過払いの方,もしくはすでに完済しているが過払い金の返還請求をしていない方は,請求をしなければ1円たりとも返ってきません

4・法律家が関与した場合はブラックの登録をしますよ

完済している方は関係ありませんが,現在取引中の方で,調べてみると過払いである場合に,その調査を弁護士や司法書士からの受任通知を受けて行われた場合は,ブラックの登録をしますよ,ということです。

5・クレディアの口座が凍結されて返済ができない場合に,利用者が不利益を被っても責任取れません。

クレディアは静岡銀行や清水銀行等から融資を受けているため,再生の申立てにより,当該銀行の口座が凍結されていることがあります。その場合,返済のために振込みをしてもエラーになることがあり,事実上返済ができません。しかし,クレディアとしては,銀行振り込みができなかったから返済ができなかったのか,単に滞納しているだけなのかわからないため,利用者が遅延損害金等の不利益を被る可能性がありますよ,ということです。

6・時期は未定だが,今後の返済は利息制限法で計算します

そのままです。ただし,いつ実施されるのかはわかりません

ということで,クレディアの「もう会社は破綻してんだから,あとは知らね」という感じがします。現時点でもまだ東証一部上場企業なんですけどね・・・。

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9月 18 2007

クレディア続報

すでに過払いが判明している分については,9月20日開催の債権者集会の案内が来るそうです。その中で,返還割合についての話があるものと思われます。

過払いが判明していない分については,債権者集会の後,2ヶ月間のみ債権届出を受付てくれ,その後に返還するそうです。

どうやらゼロってことは無さそうですが,やはり大幅なカットは免れない状況です・・・。

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9月 17 2007

クレディアのはなし

若干、記事としては出遅れ感がありますが、クレディアが破綻(民事再生)しました。
プレスリリース
ニュース

ニュースの記事によると、やはり過払い金の返還が相当重荷だったようです。プレスリリースによると、全体の債務が約760億円のうち、過払い金の返還に備えた引当金が200億円ということは、30パーセント近くが過払い金返還のための「負債」ということになります。しかも、引当金は確定した金額ではないため、これ以上の過払い金を返さなければならない可能性もあります。
とすれば、現時点で「バンザイ」して、一から出直すという結論が出たのもやむなしかと思います。

ま、こんな話はさて置き、現在クレディアと取引のある方及びクレディアに対し過払い金の請求をしている方について直接関係の出てくることを記載いたします。ただし、クレディアは現段階で再生手続の「申し立てをしただけ」です。今後の状況により結論が変わる可能性も十分ありますので、すべてを鵜呑みしないようにしてください。

1・現在、クレディアと取引があり、借金が残る方

基本的にはこれまでと変わりません。期日が来たら返済をしなければなりません。
また、数ヶ月経ち、クレディアの事業を引き受ける企業が出てきた場合には、その企業に対して返済することになりますし、債権譲渡によって新たな企業が登場してくるかもしれません。どのようになっていくのかは分かりませんが、今後については、クレディアから何らかの連絡・通知があるものと思われます。

少なくとも借金がチャラになるということはありません・・・。


2・現在、クレディアと取引があるが実は過払いである、もしくは、取引はないが過払い金の請求をしている方

残念ですが、(クレディアの資産によって変わりますが)数パーセントしか返ってこない可能性が高いと思われます。また、最悪の場合、再生手続が認められず「破産」に移行することもあるため、まったく返ってこない可能性もあります。
「もともと、違法な金利を取っておきながら、過払い金を返せなくなったら裁判所を使ってチャラにすんのかよ!(# ゚Д゚)」というお気持ちはよく分かりますが、いわゆる「無い袖は振れない」というのと同じ理屈です。

ただし、アエル(会社更生法の適用を受けながら,過払い金については全額請求できる)のように裁判所が英断を下してくれる可能性もありますので、 そこに期待するしか無いように思います。

3・クレディア株をお持ちの一般投資家の方

こちらも残念ですが、数日のうちに価値はゼロ円に近い金額になってしまうと思います。
私もライブドアで経験済みです・・・(今でも株券を持っています)


3については、あまり関係ない方が多いと思いますが、1・2に該当する方については、再生手続の内容によって状況が変化することが多分にありますので、各種報道やクレディアから来るであろう連絡・通知等に注意していてください。


東証一部上場企業の消費者金融が破綻する時代です。
記憶新しいところでは、三洋信販とプロミスの経営統合の話やレイク身売りの話もあります。嫌らしい感も否めませんが、過払い金の請求をするなら早めの方が良いと思います。

追記

当事務所の依頼者の方の状況を調べたところ,未和解の方でクレディアに対して過払い金が存在する方はいらっしゃいませんでした。また,和解済みの方では,9月14日までに全額返還されておりました。9月14日はまさに「破綻報道」の当日でしたので,過払い金を振り込む担当社員も寝耳に水の出来事だったんでしょうね。

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