7月 02 2009
大手の過払いも大変だ
みなさん,こんにちは。
現在,私が通っている大学院で新型インフルが発生し,今日から休講となりました。1ヶ月ほど前は,対岸の火事だったのに,気がつけば目の前の火事となってしまいました。
さて,過払い事情についてですが,中小の消費者金融はかなり気まずいことになっていますが,ついに大手もなりふり構わぬ姿勢で過払金の返還を阻止しようとしています。
というのは,大手の業者の場合,訴訟を提起すれば,早ければ第一回期日前に和解することができましたが,今は,最低でも1回,場合によっては判決にまで至る事も出てきております。
さらに,答弁書(相手方の反論)も,見るに耐えない内容ですが長々と主張をするようになってきました。
例えば,A社は「法人税で半分くらい持っていかれているから,過払金を返すのは半分でいいはずだ」とか,むちゃくちゃな主張をしてきますし,B社に至っては,「過払金が発生していることをしっても時効ギリギリまで放置して利息を稼ぐことができる。棚からぼた餅だ。」と意味不明な主張をしてきます。
そもそも,A社の主張は,前提として「悪意の受益者」ではなく「善意の受益者」だというハードルを越えて初めて主張できることなので(それでも無理だと思いますが・・・),その前に善意の立証をしてください,と言えば事足ります。裁判所によっては,A社の主張をまったく問題にせず「もう,結審してでいいですか?」と聞かれることすらあります。
また,B社に関しても,まず,結果的に時効ギリギリで請求することはあっても,わざと時効ギリギリまで放置するなんてありえません。この消費者金融がバタバタ潰れていく現状がある中,少しでも早く回収しなければならないのに,年利5パーセントのためにそんなリスクをとる人がどこにいるのでしょうか。
また,棚からぼた餅についてですが,それの何がいかんの?消費者金融は過払金を元手に収益をあげていたわけですから,5パーセントの利息をもらってもバチはあたらないでしょう。そして,なんといってもそのことが法律に規定されているわけですから,文句を言われる筋合いはありません。文句があるなら,民法を作った人に言ってください。
他にも,法的に真っ当な主張もありますが,このような主張を繰り返していると,さすがに裁判所も呆れていますので,無駄な主張をせずに早く和解してほしいものです。
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