8月 25 2011
各社の過払金返還状況その7(三菱UFJニコス編)
三菱東京UFJ銀行グループのカード会社で,日本信販(ニコス)やUFJカードが合併してできた会社です。
勘違いをされている方が多いのですが,銀行それ自体は利息制限法を超過する利率で貸し出ししていることはありませんが,銀行系の信販会社のキャッシングについては利息制限法を超過していることが多々あります。
ただし,カードによっては利息制限法内の利率で貸し出していることもあるため,正直なところ「契約内容による」としか言いようがありませんが,少なくとも1回払いの場合(キャッシングした金額の全額を翌月利息を付加して返済する)は利息制限法を超過していることが多いと思います。
なお,ショッピングに関しては,この会社に限らず利息制限法を超えていることは無いと思います。
さて,三菱UFJニコスの特徴としては,とある時期以前の取引履歴については破棄したといって開示してきません。経験上,平成7年頃が多いのではないかと思います。
したがって,それ以前のものについては,通帳の履歴等で推定して計算するのですが,ハッキリいって訴訟前に推定計算の内容で和解することは無いと思います。また,それに対抗してか三菱UFJニコスは自社にえらく有利な推定計算をしてきますが,まったく意味不明な推定の仕方をしているのでこちらもそれを飲んだことはありません。ですので,その場合は訴訟になります。
ただ,訴訟になるとなぜかこちらの推定計算を飲んでくれたり,もしくはかなり合理的な推定計算をしてきたりするので,その内容で和解することが多いです。また,場合によっては代理人弁護士が付くことがありますが,基本的には上記のような対応ですので,特に問題になったことはありません。
また,上記のような推定計算うんぬんではなく,特に争点が無いようなものでは,一昔前は訴訟をしなくても満額提示があったのでほとんど訴訟はしていませんでしたが,最近は元金の8割程度の提示しかしてきませんので,訴訟になることが多くなったように思います。
ただ,上記のとおり訴訟になると良い対応になりますので,やはり問題になることは無いと思います。
つい先日も,取引が2つあり1つは借り入れが残るカードで約100万円の残債あり,もう1つは過払い元金だけだと約80万円,過払い利息を含めると約110万円となるケースで任意の段階では三菱UFJニコスは過払いではなく逆に差額の20万円を支払えと言ってきました。そんな和解はできませんので,訴訟をしたところ,すんなり差額の10万円を返還するとの打診がありましたので和解しました。20万円支払うのと10万円もらうのでは全然違いますし,いわゆる「ブラック」にも影響が出るためこの差は大きいと思います。
そして,三菱UFJニコスはその名の通りUFJグループですので,いきなり倒産することは無いだろうと思われます(特に根拠はありませんが・・・)。
以上から,減額して安易に和解するよりは,じっくりと訴訟をして回収した方が良いかと思います。
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